こんにちは。管理人のコノテンです。
家族みんなでスマホを使っている場合にインターネットや動画をあまり見ない人がいると、毎月のデータ通信容量が余ってしまいもったいないと思った事はありませんか?
また以前に使っていたけれど今は使っていないスマホをサブ機として活用したいと思った事はありませんか?
こういう時は新しくSIMカードを契約するよりも現在契約しているプランに容量シェアとして申し込むことで金額を抑えて使うことができます。
今回は容量シェアとは何か?どれぐらい安くなるのか?使用する時の注意点などは何か?を見ていきます。
目次
OCNモバイルONEの容量シェアとは?
OCNモバイルONEの容量シェアとは現在契約しているSIMカードに最大4枚まで追加でSIMカードを増やせるプランになります。
音声対応SIMカード、SMS対応SIMカード、データ通信専用SIMカードのどれを使っていても容量シェアに申し込むことができます。
利点としては容量をシェアすることで料金を安くしたり、データ通信容量を無駄なく使うことができるようになります。
容量シェアをする時の注意点①シェアする意味を間違えないこと
容量シェアをすると安く使えたりデータ通信容量を無駄なく使えたりしますが、注意しなければいけない点が2つあります。
それは1枚目に選んだSIMカードのデータ通信容量を、追加するSIMカードでシェアをするということです。
1枚目のSIMカードに音声対応SIMカード(データ通信容量3GB)を選んだ場合は、この3GBに対して追加するSIMカードでシェアするということになります。
1枚目に音声対応SIMカード(データ通信容量3GB)を選んだ場合に容量シェアをするために追加するSIMカードは、音声対応SIMカード、SMS対応SIMカード、データ通信専用SIMカードのどれでも構いません。
1枚目に選んだSIMカードと同じ種類のSIMカードを選ぶ必要はありません。
1枚目に選んだ音声対応SIMカード(3GB)にデータ通信専用SIMカードを容量シェアで追加することも出来ます。
ただしこの場合に音声対応SIMカード(3GB)にデータ通信専用SIMカード(3GBや6GBなど)の容量を合計してシェアするということではないので注意が必要です。
あくまで1枚目に選んだSIMカードのデータ通信容量を追加するSIMで一緒に使うというイメージです。
例えばご主人が音声対応SIMカード(3GB)を使っていて奥さんが別契約で音声対応SIMカード(3GB)を使っている場合に、2人の容量を合わせて6GBでシェアするということではないので注意が必要です。
容量シェアをする時の注意点②旧コースと新コースではシェアできない
OCNモバイルONEには旧コースと新コースの2つの料金コースが選べますが、追加するSIMカードは同じコースしか追加できないので注意が必要です。
1枚目に旧コースで音声対応SIMカードを選んだ場合には、追加するSIMカードも同じ旧コースでないと追加できません。
これはOCNモバイルONEの公式サイトにも載っていなかった為、管理人が疑問に思いサポートセンターに問い合わせをして確認しました(2020年7月)
容量シェアはあくまで1枚目のSIMカードのデータ通信容量を追加するSIMカード(同じ料金コース)で一緒に使うということですので間違えないようにしましょう。
SIM追加で料金はどれだけ安くなる?
では容量シェアをするとどれだけ安くなるかを見ていきましょう。
下の表が新コースを選んだ場合の料金になります(税込)
音声対応 SIMカード |
SMS対応 SIMカード |
データ専用 SIMカード |
|
1GB | 1298円 | プラン無し | プラン無し |
3GB | 1628円 | 1100円 | 968円 |
6GB | 2178円 | 1650円 | 1518円 |
10GB | 3168円 | 2640円 | 2508円 |
20GB | 4840円 | 4312円 | 4180円 |
30GB | 6578円 | 6050円 | 5918円 |
以下が容量シェアをする場合にSIMカードを追加した時の金額になります(税込)
音声対応 SIMカード |
SMS対応 SIMカード |
データ専用 SIMカード |
|
容量シェア | 1100円 | 572円 | 440円 |
・音声対応SIMカードの場合
例えば新コースで家族3人全員が音声SIMカード(容量1GB)で契約した場合の菌が合計金額は、1298円×3人=3894円になります。
この場合に主契約を容量3GBとして、のこり2人分を容量シェアとして音声対応SIMカードを追加した場合は、1628円+1100円+1100円=3828円になり、1人ずつ1GBを契約した場合と比べて66円安くなります。
また新コースで家族3人全員が音声対応SIMカード(容量10GB)で契約した場合の合計金額は3168円×3人=9504円になります。
この場合に主契約を容量30GBとして、のこり2人分を容量シェアとして音声対応SIMカードを追加した場合は、6578円+1100円+1100円=8778円になり、1人ずつ10GBを契約した場合と比べて726円も安くなります。
・SMS付きSIMカードの場合
新コースで家族2人がSMS対応SIMカード(容量)3GBずつ別々に契約した場合は、1100円×2人=2200円になります。
この場合に主契約を容量6GBとして、のこり2人分を容量シェア(3GBずつ使用)として契約した場合は、1650円+572円=2222円になり、1人ずつ3GBを契約した場合と比べて22円高くなります。
同じ容量を使うのに容量をシェアすることで料金が高くなってしまいました。
再度、他のパターンで確認してみましょう。
新コースで家族3人がSMS対応SIMカード(容量)10GBずつ契約した場合は、2640円×3人=7920円になります。
この場合に1枚目のSIMカードのデータ通信容量30GBとして、のこり2人分を容量シェア(10GBずつ使用)として契約した場合は、6050円+572円+572円=7194円になり、1人ずつ10GBを契約した場合と比べて726円も安くなります。
同じ容量を契約するなら容量をシェアした方が安くなる場合が多く、上の場合では月726円も安くなりますが、場合によっては上記のように高くなってしまう場合もあります。
容量シェアすると安くなるイメージがありOCNモバイルONEの公式サイトにも安くなることしか書かれていますが、場合によっては金額が高くなってしまうことがあります。
この点につき容量シェアのイメージで安くなると謳っているならば、どんな組み合わせてでも安くならなければいけないのではないか?とOCNモバイルONEのサポートに問い合わせてみました。
その結果、『お客様のご指摘のとおり容量シェアがお得にならない場合があります。直ぐにご期待にお応えすることはできませんが、改善に取り組んでまいります』との返事を頂きました。
ほとんどの場合は容量シェアをすることにより安くなる場合が多いですが、稀に容量をシェアすることで料金が高くなってしまう場合があることをOCNモバイルONEも認めています。
容量シェアをして安く使いたいと考えている時は、申込前に一度ご自分で計算することをお勧めします。
①容量シェアは1枚目のSIMカードに対して追加するもの。別々に契約している2人の容量を合計してシェアする意味ではないので注意
②容量をシェアするとほとんどの場合で安くなるが、稀に高くなる場合もある。申し込み前に一度料金を計算する必要がある
どのような使い方をすればお得になる?
では管理人の使い方を見ていきます。
管理人のコノテンは現在、旧コースのSMS対応SIMカード(3GB)を契約をしています。
このSIMカードにSMS対応SIMカードを追加し容量シェアをして使っています。
では実際にどんな感じで使っているかを紹介していきます。
以前に使っていたスマホに容量シェアのSIMカードを入れる
管理人は普段1台のスマホしか使っていませんが、家族で出かける時など管理人が以前に使っていたスマホ(サブ機)を持って出かけます。
このサブ機のスマホに容量シェアのSIMカードを入れています。
容量シェアで追加するSIMカードにSMS対応SIMカードを選んだので、毎月572円で過去に使っていたスマホ(サブ機)にSIMカードを挿して使うことができています。
こうすることにより以前に使っていたスマホをまた使いたい時に、音声SIMカード・SMS対応SIMカード・データ専用SIMカードなどを新規で契約するより安く使うことが出来ます。
出掛けた先で暇になった子供達たちがゲームやインターネット・動画などを見ていますが、その時に使うスマホ(サブ機)に容量シェアのSIMカードを挿して使っています。
自分もスマホを使いたいためメイン機を子供に渡すのはちょっと不便なので、サブ機に容量シェアのSIMカードを入れて使っています。
管理人の場合は1枚目のSIMカードに旧コースのSMS対応SIMカード(3GB)を選んでいるので、この3GBを追加したSMS対応SIMカードで一緒に使っていくことになります。
SMS対応SIMカード(旧コース3GB)1342円+追加SIMカード572円=1914円の金額で2台のスマホを使うことが出来ています。
もし容量シェアではなくて別契約でSMS対応SIMカードを契約しサブ機に入れた場合には、3GBを新たに契約すると1342円の料金が掛かってきてしまい、上記の場合と比べて770円も余分に払うことになります。
3GB余分に使えると考えて新しく別契約しても良いかもしれませんが、新しく容量を増やす必要がない、他のスマホで少しだけ使いたいという方は容量シェアを選ぶと料金も安くデータ通信容量も無駄なく使えてお得になります。
家族にデータ通信容量をあまり使わない人がいる
また例えば新コースで旦那さんが音声SIMカード6GB(2178円)を契約し、奥さんが音声SIMカード1GB(1298円)を別々に契約している場合は毎月合計で3476円の使用料になりますが、
これに対して音声対応SIMカード(6GB)に音声対応SIMカードを容量シェアした場合は、2178円+1100円=3278円になり金額で198円安くなります。
家族の中にインターネットや動画などまったく見ない、普段メールやラインしかしないなどの人がいる場合は容量をシェアして使った方がデータ通信容量を無駄に余らせることが無くなり、さらに少しだけ安く使えるようになります。
メールやライン程度ならデータ通信容量を消費しない低速のスピードで十分使用することができます(旧コースでは200kbpsの低速スピードを無制限に使え、新コースでは契約している容量の半分まで200kbpsのスピードを使える)
そういう人は容量シェアをする事により金額も安くなり、もともとラインやメールだけならデータ通信容量を消費しない低速スピードで足りるので容量シェアをする相手側の使える分を減らすことがなく容量をシェアすることができます(旦那さんが6GB全て使うイメージです)
家族でメールやラインしかしない人がいる場合は料金も安くなり、毎月使わずに余っていたデータ通信容量もなくなり無駄がなくなるので容量シェアを考えてみると良いでしょう。
まとめ
容量シェアを使えばほとんどの場合で料金も安くなり、毎月残ってしまっていたデータ通信容量も無駄にすることもなくなりお得ですが、稀に高くなってしまうことがあります。
容量シェア=安いというイメージに惑わされずに、契約前に一度料金の計算をすることをお勧めします。