音楽

コウメ太夫はマイケルジャクソンに憧れて芸能界入り?再ブレークしてる?

花魁姿に白塗りメイクというユニークな芸風を確立したコウメ太夫さん。

2005年にバラエティ番組『エンタの神様』(日本テレビ系)に出演しますが、『チクショー』のフレーズを叫ぶ自虐ネタがウケ、大ブレイクを興します!

その後、2009年頃から人気に陰りが出始め、仕事は激減してしまいますが『ロック・コウメ太夫』『ジャクソン太夫』などの新キャラクターを披露しながら、芸人を継続。

最近は俳優業もこなしつつ自身のTwitterでのネタが話題になるなど、その笑いが再注目されています。

そんなコウメ太夫さんですが、芸能界りを目指したきっかけが実はマイケルジャクソンになりたかったからとのこと!

今の姿とは想像も付かない過去と、再ブレークした秘密を探っていきましょう!



コウメ太夫さんはマイケルジャクソンになりたかった?

芸能界にはまったく関心がなかったというコウメ太夫さんですが、小学校5年のとき、友人の家で見たマイケル・ジャクソンのミュージックビデオ『スリラー』を見てすぐにその歌と踊りに惹かれ、やがて夢中になります。

「マイケルの踊りをマスターしようと、家で何度もビデオを見返して。とにかく夢中になって踊ってました。そのうち歌って踊って、稼ぎたいという気持ちになって。それで、14歳のときにジャニーズ事務所に履歴書を送ったんです

しかし、なかなか返事が来ないので心配になって事務所まで行ったら、ビルの入口で本人曰く『とても納得のいく説明をされ断わられた』のこと(笑)

夢に燃える14歳の子を納得させるほどの断り方が気になりますね(汗)

残念ながらジャニーズ事務所は落ちてしまいますが、コウメ太夫さんが本気でマイケルジャクソンを好きだったのが分かる次の動画があります。

踊っているのは、なんとコウメ太夫さん本人です!

2013年8月3日に神奈川県相模原市イベントにて開催された『第1回ムーンウォーク世界大会・おもしろ部門』が開かれました。

この大会に約80組が出場されていますが、コウメ太夫さんがなんと準優勝しています!

ダンスがキレッキレで、コウメ太夫さんがいかにマイケルジャクソンに強く憧れているかが分かります。

いつもの姿からは想像できないほどにカッコいいですね!

なぜか梅沢富美男劇団に入る?

ジャニーズ事務所に落ちたあとは他の事務所に所属するものの、まったく仕事がなくデビューすらできない状態が続きます。

そんなとき、母親のアドバイスで状況が一変することに。

「あんたは日本的な顔なんだから時代劇のかつらが似合う」と言うことで、ならば人気の梅沢富美男劇団だと思い、1995年に応募して22歳で劇団員となりました。

しかし「最初の役は龍神。20メートルくらいの大きな龍を舞台で操るんですが、とにかく下手で、梅沢さんから外れろ!と言われる始末」だったそうです。

ただ梅沢さんが『夢芝居』を舞台で歌っているとき、コウメ太夫さんは必ず袖の奥で曲に合わせて適当に踊っていたとのこと。

そんなコウメ太夫さんを見て梅沢さんは歌いながらニヤッと笑い「せっかくだから舞台で踊ってみろ!」と舞台でも踊らせてくれるようになりました。

ニヤって笑う梅沢さん、その顔が想像できますね(笑)

そんな感じで舞台に立つようになりましたが、2年ほどで退団してしまいます。

「劇団にずっといればお金の面ではさほど苦労はしなかったかもしれない。でも、ずっと劇団の仕事を続けていいのかという思いがあった。僕なりの野心みたいなものがありましたから」と語っています。

その後は一転してお笑い芸人を目指しますが、その理由が当時まだお笑いブームではなく、ライバルが少ないと感じた、小さいころ面白い子だとよく言われたからとのこと。

マイケルジャクソンに憧れジャニーズ応募 → 梅沢富美男劇団 → お笑い芸人となかなかの方向転換ぶりに驚きますね!

途中で劇団を辞めてしまいますが、梅沢富美男さんのインスタグラムにはコウメ太夫さんのモノマネをしている動画がありましたよ。

下の写真が梅沢富美男さんです。

劇団を辞めても、まだ良い関係性は続いているようですね。



再ブレークのきっかけは何?

2005年にブレークして、2009年に人気に陰りが見え始めたコウメ太夫さん。

しかし最近またテレビで見る機会が増えています。

再ブレークはいつからで、きっかけは何だったのでしょうか?

テレビ出演が増えたのは2020年初め頃から

どうやらテレビに出る機会が増えたのが2020年初めごろというのが分かりました。

2021年7月8日(木)20:00 フジテレビ『千鳥のクセがスゴいネタGP 』にも『A.B.C-Zの橋本×戸塚×コウメ太夫』のコラボで出ていたので、確かにコウメ太夫さんを見る機会は増えていることが実感できます。

変わらない芸風が評価される

コウメ太夫さんが再評価されている原因は何でしょうか?

実は15年以上も芸風を変えなかったことに対して数々の大物芸人から称賛が寄せられ、各番組での再出演に繋がっているそうなんですね。

加藤浩次さんがMCを務める『スッキリ』に出演した際に、加藤さんは「概念がまったく違う。概念の枠が違うからさ、自分の概念の狭さに今、すごいショックを受けている」「50年生きてきてこんなにビックリしたことはない。概念がぶっ壊された。ダリの絵画だよね、ダリだよ」とコメント。

くりぃむしちゅーの有田哲平さんも「最近意味わかんないネタばっかりやってるじゃん。ずっと続けろよな。絶対ぶれちゃダメだからね」と助言してくれたそうですよ。

『おぎやはぎ』の小木博明さんは「おんなじことを続けた人って、違う。もうプロ。職人なんだよ」と語っています。

同じ『エンタの神様』に出ていた芸人のオリエンタルラジオ・中田敦彦さんは教育系YouTuber、ヒロシさんはキャンプ、『小島よしおさん』は子どもの世界へと移っていきました。

皆、食べていくために変わらなくてはいけなかったのに、コウメ太夫さん1人だけがまったく変わらず同じ土俵で戦うって、やっぱり応援したくなりますよね!

Twitterで#まいにちチクショーをつぶやく

コウメ太夫さんは2011年からTwitterを開始しました。

また1日でも早くテレビで再ブレイクするために、コウメ太夫さんは2016年3月からツイッターで「#まいにちチクショー」という1日1ボケを投稿されています。

当初は「つまらない」と批判を浴びながらもしぶとく続けてきたTwitterが、結果的に「コウメ太夫再評価」につながっているとのこと。

その独特な世界観ツイートをイラスト化したり、毎日★の数で評価したり、哲学的に解説する強者フォロワーまで現れるなど世間をしっかり巻き込み、当初2000人だったフォロワーは今や15万を超えています。

ファンのリツイートもかなり厳しめなのが多いのも特徴ですが、これはファンのコウメ太夫さんへの愛情の裏返しと見ていいでしょうね!

コウメ太夫さんにとっても、ファンとのこういうやり取りが少なからず支えになっていると思いますよ。

こういう地道な活動を続けるのは難しいけれど、結果的にファンとも繋がれて大事なんですね!

まとめ

エンタの神様でブレークした後に、テレビで見る機会が減って『一発屋』と言われていたコウメ太夫さん。

しかし世の中に流されず、地道に同じ芸を続けることで、同じ芸人からもリスペクトされるまでになっています。

テレビに出る機会も増えて、再ブレークしていると言っても過言ではないですね!

ブレない・変わらないコウメ太夫さんは、今後も色んな分野で活躍しそうです!

今回も記事をお読み頂きまして、ありがとうございました。