こんにちは。管理人のコノテンです。
OCNモバイルONEの料金コースには以前からあった旧コースと、2019年11月から始まった新コースの2つがあります。
しかし2つのコースの違いがよく分からず、どちらを選んだら良いか悩む人もいるかと思います。
そこで今回は2つのコースの違いと、自分に合っているコースの選び方を見ていきたいと思います。
目次
旧コースと新コースとは?
OCNモバイルONEには
①音声対応SIMカード
②SMS対応SIMカード
③データ専用SIMカード
の3種類のSIMカードがありますが、この3種類のSIMカードにはそれぞれ新コースと旧コースが存在します。
言い換えると、
①音声対応SIMカード(旧コース)
②音声対応SIMカード(新コース)
③SMS対応SIMカード(旧コース)
④SMS対応SIMカード(新コース)
⑤データ専用SIMカード(旧コース)
⑥データ専用SIMカード(新コース)
という6種類のSIMカードがあるとも言えます。
つまり自分が使いたいSIMカードの種類を選ぶ時に、そのSIMカードを旧コースで使うか新コースで使うかを決める必要があります。
旧コースと新コースの違いは何か?
この違いを見るために管理人のコノテンが実際に新コースのSMS対応SIMカード(データ通信容量3GB)を新しく契約して使ってみました(2020年7月契約)
では旧コースと新コースで実際にどんな違いがあるかを見ていきましょう。
①低速スピード(200kbps)が無制限か?
OCNモバイルONEでは専用アプリを使い、通信速度を高速・低速に切替することができます。
低速にしている間はデータ通信容量を一切消費しません。
旧コースではこの200kbpsの低速モードを無制限に使うことができます。
200kbpsのスピードがあれば、ネットラジオやラインなどを快適に使うことができます。
つまりネットラジオやラインを好きなだけタダで使えるということです。
普通に高速モードでネットラジオを聴くと1時間で40MBほど使ってしまいますが、低速にすることでデータ通信容量を一切使わずに聞くことができます。
この200kbpsが無制限に使えることを目的にOCNモバイルONEの旧コースを選ぶ人もいるぐらい人気があります。
これに対して新コースでは自分が契約している毎月のデータ通信容量の半分までしか200kbpsを使うことができません。
毎月3GBのデータ通信容量を契約している時は半分の1.5GBまでしか200kbpsの低速を使うことができません。
この場合に1.5GBまで低速を使ってしまうと更にスピードが落ちてしまい30kbpsほどまで落ちてしまいます。
30kbpsまで落ちてしまうとネットラジオやラインを使うのも困難になってしまいます。
この低速モード(200kbps)を無制限に使えるかどうかが旧コースと新コースの大きな違いになります。
②新コースは料金が安い
①で新コースは低速モード(200kbps)を契約したデータ通信容量の半分までしか使えず、その後は更にスピードが落ちてしまうと書きましたが、その代わりに旧コースと比べて新コースではどのプランでも料金が安くなっています。
3GB~10GBのプランでは最大352円も料金が下がっています。
また20GB~30GBの大容量プランでは最大847円も料金が下がっています。
旧コースでは200kbpsの低速モードが無制限に使えるのでネットラジオなどを常に聴きたい人はお得に使えますが、ネットラジオなどの低速モードでの使用をあまりしないから安く使いたい人は、新コースを選んだ方がお得に使えます。
③新コースの速度は爆速すぎ‼時間によってはキャリアを超える
インターネットや動画を快適に見るにはダウンロードのスピードが速いかどうかで決まってきます。
インターネットでニュースを見たり、ユーチューブをスマホで画質が良く快適に見るには3Mbpsのスピードが必要と言われています。
では旧コースと新コースでどれぐらいのスピード差があるか見てみましょう。
使用したスピードテストアプリは、SPEEDCHECKアプリとドコモスピードテストアプリの2つで測定しました。
・SPEEDCHECKでの測定結果
SPEEDCHECKアプリ | 旧コース | 新コース | ||
下り | 上り | 下り | 上り | |
2020.07.18(土) 10:53 | 55.82Mbps | 5.17Mbps | 70.70Mbps | 2.49Mbps |
2020.07.18(土) 12:31 | 9.55Mbps | 1.24Mbps | 66.23Mbps | 1.54Mbps |
2020.07.18(土) 13:05 | 22.48Mbps | 12.73Mbps | 107.91Mbps | 10.49Mbps |
2020.07.18(土) 14:45 | 44.36Mbps | 4.48Mbps | 50.45Mbps | 23.77Mbps |
2020.07.21(火) 8:30 | 44.78Mbps | 7.90Mbps | 111.69Mbps | 12.03Mbps |
2020.07.21(火) 12:33 | 1.91Mbps | 3.94Mbps | 24.85Mbps | 3.95Mbps |
2020.07.21(火) 12:44 | 2.01Mbps | 0.49Mbps | 26.82Mbps | 4.22Mbps |
2020.07.22(水) 7:58 | 22.66Mbps | 0.73Mbps | 27.57Mbps | 1.20Mbps |
2020.07.22(水) 10:38 | 27.91Mbps | 0.95Mbps | 41.63Mbps | 0.80Mbps |
2020.07.22(水) 12:45 | 2.27Mbps | 0.46Mbps | 40.98Mbps | 1.74Mbps |
2020.07.22(水) 18:26 | 7.81Mbps | 2.98Mbps | 39.93Mbps | 9.71Mbps |
2020.07.23(木) 17:50 | 18.44Mbps | 14.85Mbps | 92.70Mbps | 15.58Mbps |
・ドコモスピードテストでの測定結果
ドコモスピード テストアプリ |
旧コース | 新コース | ||
下り | 上り | 下り | 上り | |
2020.07.18(土) 21:02 | 53.0Mbps | 8.1Mbps | 46.2Mbps | 1.3Mbps |
2020.07.19(日) 3:47 | 59.3Mbps | 7.6Mbps | 52.8Mbps | 12.2Mbps |
2020.07.21(火) 12:46 | 0.7Mbps | 0.6Mbps | 19.0Mbps | 3.5Mbps |
2020.07.21(火)18:24 | 4.5Mbps | 6.7Mbps | 48.0Mbps | 6.6Mbps |
2020.07.22(水) 8:01 | 10.2Mbps | 4.0Mbps | 30.8Mbps | 1.8Mbps |
2020.07.22(水) 10:43 | 38.6Mbps | 1.2Mbps | 42.5Mbps | 1.0Mbps |
2020.07.22(水) 12:43 | 1.0Mbps | 0.4Mbps | 34.5Mbps | 1.7Mbps |
2020.07.22(水) 18:26 | 9.6Mbps | 7.9Mbps | 59.5Mbps | 9.2Mbps |
2020.07.23(木) 17:50 | 38.7Mbps | 7.3Mbps | 33.4Mbps | 9.8Mbps |
最大で新コースは旧コースの約35倍スピードが速くなっていました(ドコモスピードテスト2020.7.22(水) 12:43結果より)
新コースのスピードは平日でも一日中安定して20Mbps以上が出ていて、昼の時間帯でも20~40Mbpsは出ていました。
また最高スピードで111.69Mbpsを叩き出していました(2020.7.21 火 8:30)
ちなみにドコモ・au・ソフトバンクなどの三大キャリアのスピードをインターネットで探してみた結果、おおよそ20~70Mbpsほどのスピードでした。
また格安SIMのスピードで速いと言われているワイモバイルやUQ mobileなどのスピードで1日の一番早い速度は40~60Mbpsほどでした。
これらを比較すると新コースのスピードは格安SIMでは断トツで一番早く、使用状況によってはキャリアを超えると言っても良いでしょう。
もちろんOCNモバイルONEなどは大手キャリアから通信回線を借りているため大手キャリアのスピードを超えることは理論上ないかと思われますが、大手キャリアでさえも時間帯で使用する人が増えてしまい回線速度が低下することを考えると、OCNモバイルONEの利用する人が少ない場合は大手キャリアより早くなることは十分考えられます。
上のスピード結果がそれを物語っています。
本当に新コースのスピードは予想以上に爆速です‼
④新コースが爆速な理由
なぜこんなに新コースでスピードが出るのかを調べたところ、新コースでは旧コースとは別の通信帯域を使っていることが分かりました。
イメージとしては別々の道路を使っている感じになります。
今までOCNモバイルONEで速度が低下していた原因が、旧コースの低速モードが無制限に使えることで一部の利用者が常に接続してしまい、いつも道路が混んでいるような状態を作り出していたことにありました。
このような状態を改善するために旧コースと新コースの通信帯域を別々にし、旧コースで低速モードを常に使う利用者がいて混雑してしまっても、新コースには影響が出ないようにして新コースのスピードが落ちないようにしたとのことでした。
新コースで低速モードの使用量を契約したデータ通信容量の半分までにしたのも、新コースの速度を落とさないようにするためです。
このような取り組みにより爆速ともいえるスピードを出せるようになりました。
スピード差は体感できるほどか?
また実際に旧コースと新コースを使ってみてスピード差を感じるかどうか試してみました。
一番大きな差を感じたのは昼の混雑する時間帯での使用時でした。
新コース使用時はヤフーニュースなど画像が多く使われているページをスクロールして新しいページを読み込む時にも0.5秒ぐらいで次のページが全て表示されました。
ヤフーニュースを下スクロールさせて読み込ませる時も、読み込み待ちの時に表示されるクルクル回転する時計の様な表示が0.5秒も掛からずに次のニュースが表示されました。
新コースではヤフーニュースなどもすぐに読み込みでき、あっという間に一番下の古いニュースまでスクロールができました。
旧コースに切替してヤフーニュースをスクロールさせてみたところ、次のページの読み込みに3秒ほど掛かり読み込みが出来ても写真が一部表示されておらず、表示されない所は少し時間が経つと表示されていく所もありました。
平日の昼間にヤフーニュースを見る時に新コースでは読み込みが0.5秒以下で全て表示、旧コースでは3秒以上掛かり、写真も少し時間が経つと表示される所もあるという結果でした。
0.5秒ほどかかるというのは決して時間が掛かるという印象ではありません。
ユーチューブなどの動画でさえ3Mbpsのスピードが出ていれば動画が止まらず快適に見れることを考えれば、平日昼間でさえ20Mbps以上のスピードが出ている新コースでヤフーニュースなどの読み込みに時間が掛かるということはあり得ません。
管理人のコノテンは5年前から旧コースを使っていますが平日昼間にヤフーニュースの読み込みに少し時間が掛かるなと思うこともありましたが、遅くて見れない、不満があるという事を思ったことがありませんでした。
しかし今回新コースを使ってみて、平日の昼間にこんなに快適に読み込みできるのかと驚きました。
自分が見たいページやサイトを一瞬で開いてくれるのが、こんなに快適とは思いませんでした。
今回テストのために新コースを一時的に契約してみましたが、こんなに快適ならずっと使い続けていこうと決めました。
毎日スマホでインターネットを見るのが、とても楽しくなりましたよ。
まとめ:どっちをえらぶ?
上で見てきたように200kbpsの低速モードを無制限に使いたい人は旧コースを選びましょう。
低速モードを使わない人は料金が最大847円も下がり、2020年7月現在で格安SIMの中でも一番早く、キャリアさえも超えるほどのスピードが出ている新コースを選ぶとよいでしょう。
今回、管理人のコノテンは旧コースを契約している状態で新コースも契約して使ってみましたが、速度が早くて快適すぎるので旧コースを解約しても良いかなと思い始めています。
どちらを選ぶかの楽しさや、使っても便利なOCNモバイルONEを管理人のコノテンは本当に大好きです。
・昼間の混雑時に旧コースより約35倍のスピードが出る
・一日中で安定して20Mbps以上が出ている
・平日昼間の混雑時でも20Mbps以上で快適にインターネットを見れる
・最高スピードは100Mbps以上も出る
・旧コースと比べて読み込みに時間が掛かるということがまったくない